音ゲーを上達する上で絶対に避けては通れないのが「譜面研究」です。
高い難易度,自分が難しいと感じる譜面を攻略する上で最も効果的な必須技術ですが、中級者の方はやり方がわからなかったり、ハードルが高いと感じる方もいるでしょう。
今回の記事ではそういった方のために譜面研究でやっていることを筆者流(以下:my式)に言語化していきます。
解説にÅMARA(大未来電脳)のMASTERを使っていますがどなたにでもおすすめできる内容となっています。
この記事を書いた人 プロセカ33~35全AP済み。音ゲー歴約8年。(2023/10/1)
譜面研究とは?
譜面研究とは出来ないところをできるようにする手段です。当たり前ですね。
「出来ないから譜面をしっかり見てみよう」と、譜面を見るだけでもそれは譜面研究になります。
それだけで頭の中でこうやって指を動かせばいいなと考え、運指を構築している訳ですからね。
それに加えて「なぜ出来ないか」を理解して譜面研究することをおすすめします。
出来ない理由として多いのが「どうやって取れば良いかわからない」「見えない」「なぜ出来ていないかわからない」「自分に合う運指も組んだしリズムも理解しているけど押せない」の4観点だと私は考えます。
その4観点から運指研究をmy式に解説していきます。
どうやって取れば良いかわからない
こちらは終盤に降ってくる配置ですね。
初見のインパクトも強く、見えるけど何これと頭がこんがらがる配置です。
つまりどうやって取れば良いかわかりにくい地帯ですね。運指を組みましょう。
左側の画像は「スライドをすべて右手で取り、タップとフリックはすべて左手で取る」運指です。出張こそありますが認識がしやすく叩きやすい運指です。
右側の画像は「スライドに持ち帰る箇所を完全に決めてしまう」運指です。完全にです。
中途半端に持ち替えよう!とだけ決めると高確率で頭が迷います。
画像の運指では「フリックを1打目として4打目を叩いたら指を離さずそのままスライドを取る」もしくは「スライドがど真ん中に来た時のタップを押して持ち変える」のどちらかの意識になりやすいと思います。
その他の意識でも勿論大丈夫です。
迷わないために、叩いている時に意識することを言語化することが重要です。
見えない
31,32小節手前の5連に注目してください。
1打目のノーツが大きく、どちらの手から入れば良いかわかりにくいですね。
見えないなら運指と意識を決めてしまいましょう。
左側の画像はただのトリルで取るために、「左寄りの1打目を右手で取る」運指です。
右側の画像はノーツが寄っている方に注視し、「寄っている側の手で叩き始めるが、最初は片手2連をする」運指です。
それぞれ運指は違いますが、どちらの画像も「自分の叩きやすさ」を重視して考えた運指です。
人それぞれ得意不得意は違いますので、
自分の得意,安定する傾向,どう認識すれば見やすいかを考えながら運指を組みましょう。
なぜ出来ていないかわからない
取り方を決めた後にやってもなぜ出来ていないかわからない時があります。
そんな時は
・考えた運指が自分に合っていない,難しすぎる
・エイムかリズムが合っていない
大体この2つが原因です。録画して確認しましょう。
端末不良以外は全部自分のせいです。
録画すればどこが抜けているか,どこが巻き込んでいるかを簡単に把握できます。把握できたらなぜ抜けたのかをもう一度考えて運指を見直しましょう。
画像の①②③の運指について何を考えてその運指を組んだかを解説します。
①は「左右のバランスをちょうど良くしたい」という考えを重視しました。
右手を左寄りに持っていく動きが苦手でエイムが外れやすいという人におすすめできます。
②は「左手が弱いから得意な右手の作業量を増やしたい」という考えです。
この運指であれば苦手な左手の動きが1レーンで完結するため非常に叩きやすくなるでしょう。
③は「持ち替えをしたくない」「巻き込まない運指にしたい」という考えです。
右手を最左端に持っていく必要,1つ目のタップで交差する必要がありますが完全に分業でき、慣れればこの地帯で迷うことは無くなるでしょう。
このトピックでは特に運指を考えた経緯で解説していきました。
なんでできないかわからない時は録画して確認、運指を振り返りましょう。
わからないまま回数で殴るのも手ですが、癖になりやすくおすすめはできません。
自分に合う運指を組んだしリズムも理解しているけど押せない
この状態に陥った人は結局地力不足が多いです。下埋めや適正難易度を埋めましょう。
ただ、33以下全部APしてるけど34は全く歯がたたないなど下埋めが完璧な人でもできないことは多くあります。
そんな時は運指だけでなく認識についても研究しましょう。
左側は「同時押しと3連が交互」という認識です。認識について研究していない人は無意識のうちにこう見ている人が多いでしょう。
右側に特に注目してください。これは「レーンの右半分はずっと一定のリズムの軸+左半分のゴミ」と認識できます。
この認識を生かすだけでも「右の軸のリズムを意識して、左のゴミを目押しでエイム良く拾う」や「軸意識で全体のリズムを取る(いわゆる混フレの対策)」といった意識もできます。
認識と意識は密接に関係しています。
運指だけでなくスマートに認識できる見方を考えてみましょう。
最後に
今回の記事では譜面研究をmy式に解説していきました。
やることが多くて大変そうだと感じる方も正直いると思います。
では今日紹介した大事なことをまとめましょう。
- 迷わないために、叩いている時に意識することを言語化することが重要
- 自分の得意,安定する傾向,どう認識すれば見やすいかを考えて運指を組む
- 録画して確認、運指を振り返る
- 運指だけでなくスマートに認識できる見方を考える
この4つですね。できない理由別に解説しました。
ですが、言ってしまえば
これら4つの考えはすべての譜面で応用できます(大事)
できない!研究する!と思ったらとりあえずこの4つを順番に全通り考えてみることをおすすめします。けど考えすぎて頭こんがらがらないようにしましょう。
誰かの参考になれば幸いです。
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